story

ある日、ひょんなことから移動販売車のセミナーに出会いました。

それは、名古屋で開催しているという・・・。


もともと料理が好きで、お店を持ちたいなんて夢を持っていたこともあった。

移動販売車にもすごく興味があった。

そして、アタマの中で妄想が膨らんでしまうクセもあった・・・。


気づいたら、その「移動販売車セミナー」に申し込んでいました。

そう、この「移動販売車セミナー」の主宰である舟橋さんとの出会いから「OAFU」は始まったのです。


舟橋さんは面白い経歴をもった人で、 “ カオソーイ ” というタイ式カレーヌードル? を “ サワディーCar ”  という移動販売車で販売しています。

テレビ番組からこの “ サワディーCar ” を手に入れ、数々のメディアで紹介され、番組とのコラボレーション企画も数々こなしているようなすごい方でした。

みんなからは「ケンさん」と呼ばれて親しまれている方です。


この「移動販売車セミナー」では移動販売車の魅力とともに、楽しいそうだけで遊び半分で成功する訳のない厳しい現実も教えて頂きました。


その現実も含めて “ 面白そう ” と思ってしまった・・・。

あえて厳しい未知の世界に身を投じること自体が “ 面白そう ” と思ってしまった・・・。


そして、舟橋さんから何度かお手伝いをさせて頂けることとなって、実際にその世界を覗かせて頂けるチャンスをもらったのです。


そのチャンスは、トヨタスタジアムで行われる、サザンオールスターズのライブ会場での出店でした。

トヨタスタジアムはスタジアムの外に芝生の広場があり、スタジアムの中の熱気を感じ、声や歓声が聞こえて来ます。

スタジアムの中ではライブで大盛り上がり。

その熱気を感じながら、スタジアムの外でも大盛り上がりです。

熱い夏の熱気に包まれたライブ会場での出店は冷たいかき氷でした。

サザンの生歌を聴きながら、ノリノリでひたすらかき氷を削り、熱いファンの方々との楽しい会話もありで、とてつもなく疲れましたが、とてつもなく楽しい1日となりました。

当日のメニューは全て、サザンの曲名にちなんでいます。サザンのファンの方々ですのでこのネーミングは大好評で、かき氷は大盛況でした。

舟橋さんからはその後も「せんべい汁」「カレー」なども教えて頂きました。

舟橋さんをはじめ、その “ 修行中 ” に知り合った方々も私の大きな財産となりました。


そして無謀な「妄想」は更に膨らんでゆくのでした・・・。

車関係に若干のツテがある私はタイミング良く途中まで改造をしてある車輌を手に入れることができました。

一番難しい部分の改造が終わっている車輌はとても魅力的で、中部地方で架装されて、東京へ移動し・・・。

そして中古車販売店さんが仕入れたけれども持て余してしまったこの車輌を手に入れることができてしまいました。

もう「妄想」は既に突っ走ってしまいました・・・。

友達の修理工場へその車を持ち込んで、コツコツと架装の続きを進めます。

イメージに近づける為に少しずつ少しずつ進めてゆきます。

まずは色をどうにかしないとね (+o+)」

まずは全体を塗料の定着を良くするためにサンドペーパーでまんべんなく削ってゆきます。

まんべんなく削ったらサフェーサーを吹いて、乾かして、今度は全体を白く塗って、シルバーの車はホワイトに変身します。

文字で書くと簡単だけれども、ものすごく時間がかかるし、手も疲れるんです。

しばらく白いクルマのまま放置したら、次は黄色く塗りたい部分を残してマスキング!

マスキングが完了したら、黄色い塗料を吹き付けてゆきます。

シルバーのクルマも、色が変わるだけでまったく違うイメージのクルマに仕上がります。


さあ!

本格的に始動!

・・・というより、後に引けなくなってきた・・・。

せっかくだからということで、インパネまで色を塗ってしまったり、楽しくなってきてしまいました。

それもこれも、車の入手や改造にアドバイスをくれたり、手を貸してくれる仲間がいるおかげです。

この “ お友達ネットワーク ” すべての仕事だけにとどまらず、人生の宝物に違いありません。

内装も少しずつ手を加えて、収納スペースを確保したりしてゆきます。

営業許可を取るためにしっかりと法令に沿った架装をしてゆきます。

ロゴマークもデザインを得意としている従弟に力を借りました。

たくさんたくさん原案をもらっては手直しを重ねて・・・。

ここでも人の力のお世話になりました。

本当に感謝感激雨あられでございます。


きっとご恩返しをさせていただきます!

m(__)m

何度も何度も試作も重ねました。

いろんなメニューも考えては諦め、勉強のために人気店の商品を食べに出かけたり・・・。

失敗の連続で粉の調合から材料の配合、鉄板の温度、いろいろと失敗を重ねては調整してゆきます。

このあたりから「妄想」が限りなく「現実」に近くなって迫って来たような気がします。

そうしてようやく保健所へ営業許可申請をしにゆくまでに思い立ってから既に1年半の月日が経過していました。

独学で作成した申請書類を持ってひとり保健所へ向かいました。

そうしてストレートで「飲食店営業」の許可と「菓子製造業」の許可を無事にいただくことができました。


この日が「妄想」が「夢」となり、本当に「現実」となった瞬間かもしれません。

この日は「OAFU」にとっても私にとっても忘れることのできない大切な日となりました。


そうしてここまで力を貸してくださった方々に心から感謝した日となりました。